おもてなし力向上委員会

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8,000の石仏や石塔が佇む『あだし野念仏寺』

皆さまこんにちは!

いかがお過ごしでしょうか?

 

さて今回は、京都嵐山に程近い嵯峨野にある「化野念仏寺」をサクッとご紹介いたします♪

 

 

あだし野念仏寺は、京都の嵯峨野にある浄土宗の寺院で、約1200年前に弘法大師空海風葬され散乱していた遺骸を埋葬し、五智山如来寺を建立したのがはじまりとされています。

その後、法然上人が常念仏道場を開き、現在は念仏寺となっています。

 

「あだしの」は「化野」と記します。

はかない、むなしいとの意味で、この世に再び生まれ化る事や、極楽浄土を往来する願いなどを意図していると伝えられています。

この地は、古来より埋葬の地で、現在境内一帯には約8,000もの石仏や石塔が祀られています。

何百年という歳月を経て無縁仏と化していた、あだしのの山野に散乱埋没していたものを、明治中期に掘り出して集め、供養したとされています

 

毎年8月には数千体の無縁仏にろうそくを灯して供養する、千灯供養が行われており、京都の夏の終わりを告げる風物詩としても知られています。

 

境内の奥には竹林が広がっています。

竹林を抜けると現れる、ひっそり佇む「六面六体地蔵」

六面六体地蔵は、名前にあるように六体の地蔵が六面に並んでいる石像です。

仏教では迷いがある者が輪廻すると言われている様ですが、その迷いの世界が六道。

「地獄・畜生・修羅・天道・人道・餓鬼」で、この六面六体地蔵は六道から迷える人々を助けるとされています。

また「オン・カカカ・ピサンマエイ・ソウカ」と唱え、水をかけてお参りすると一年の罪が洗い落とせるそうです。

あだしの念仏寺は京都のお寺の中でも特別な存在だと思います。

歴史や文化を感じることができるだけでなく、生と死について考えさせられる場所でもあります。

嵐山からも歩いて行ける距離なので、界隈にお越しの際は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか♪

 

●アクセス

あだし野念仏寺

住所:〒616-8436 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17番地

 

 

 

 

 

(スタッフ Y.S)

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