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冥界と交差する京都の六道珍皇寺

皆さまこんにちは!

いかがお過ごしでしょうか?

そろそろ暑さも落ち着いたかと思えば、またぶり返し。なかなか夏が終わりませんね~

涼しい風が待ち遠しいです♪

 

さて今回は、京都の東山にあるパワースポット、六道珍皇寺をサクッとご紹介いたします(^^)/

京都には、数多くの寺院がありますが、その中でも特にユニークなお寺!!それが、六道珍皇寺です。このお寺は、現世と冥界の境にあるとされる「六道の辻」に位置し、小野篁が冥土との往復を果たしたという伝説があります。

お盆の時期には、あの世までその音色が届くという「迎え鐘」を撞き、精霊を迎える「六道まいり」が行われます。

この記事では、六道珍皇寺の歴史や見どころ、お盆の行事などを紹介します。

 

 

 

六道珍皇寺とは?

六道珍皇寺は、京都では「六道さん」の名で親しまれる京都市東山区にある臨済宗建仁寺派の寺院です。

山号は大椿山で、本尊は薬師如来重要文化財)です。

この寺は、平安時代から「六道の辻」と呼ばれる現世と冥界の境にあたる場所にあります。

「六道」とは、仏教では地獄道・餓鬼道・畜生道修羅道・人道・天道の六種の冥界をいい、人は因果応報により、死後はこの六道を輪廻転生するといわれています。

この六道の分岐点で、いわゆるこの世とあの世の境の辻が、古来より境内あたりであるといわれ、冥界への入口とも信じられてきました。

 

六道珍皇寺の見どころ

六道珍皇寺には、小野篁が冥界への往路に利用したと伝えられる「冥土通いの井戸」や、「黄泉がえりの井戸」と呼ばれる井戸があったり、「迎え鐘」と呼ばれる特殊な梵鐘があったりと、収蔵庫に納められている貴重な寺宝以外にも見どころがたくさんあります。

 

「閻魔堂」

小野篁閻魔大王の像が安置されています

像は格子から見えるようになっています♪

 

「冥土通いの井戸」

庭園には、小野篁が冥界への往路に利用したと伝えられる「冥土通いの井戸」

小野篁平安時代の官僚で、武芸にも秀で、また学者・詩人・歌人としても知られる人物です。

閻魔王宮の役人ともいわれ、昼は朝廷に出仕し、夜は閻魔庁につとめていたという奇怪な伝説も残っています。

井戸は、この扉の格子の隙間から覗き見る仕様となっていました。

 

「迎え鐘」

この鐘は、四方を白壁で囲まれており、外からは見えません。正面中央に設えた小さな穴から出ている綱を手前に引いて撞くようになっており、外観が独特の雰囲気を醸し出しています。

 

六道まいりとは

六道まいりは、お盆の時期に六道珍皇寺で行われる行事で、毎年8月7日から10日までの4日間行われます。
六道珍皇寺平安時代、「鳥辺野」と呼ばれた葬送地への入り口付近にありました。そこで、この辺りがあの世とこの世の分かれ道で、冥界との出入り口「六道の辻」とも呼ばれていました。
そこでお盆には先祖は必ずこの辻を通り家に帰ると信じられ、この場所にお迎えに詣でる風習が始まったのが「六道まいり」の由来だと言われています。

この行事は、あの世までその音色が届くという「迎え鐘」を撞き、この世に先祖の霊を迎えるために行われています。



まとめ

六道珍皇寺は、歴史と伝説に彩られた魅力的なお寺です。

界隈にお越しの際は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか(^^)/

 

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(スタッフ Y.S)

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