おもてなし力向上委員会

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京都の穴場スポット『竹の寺 地蔵院』

皆さまこんにちは!

いかがお過ごしでしょうか?
さて今回は、京都の隠れた名所『竹の寺 地蔵院』をご紹介いたします♪
 

 

 

『竹の寺 地蔵院』は、トンチで有名な一休さん生誕の地として知られる臨済禅宗の寺で、伝教大師の作とされる延命安産の地蔵菩薩を本尊としています。

現在の地蔵院は、南北朝時代に足利氏に仕えた戦国武将・細川頼之により建立され、境内が竹に包まれていることから「竹の寺」と呼ばれ親しまれています。

一度は、応仁・文明の兵乱(1467年~)に遭い、境内はことごとく灰に包まれましたが、皇室と細川家の援助等により復元、明治になって、竜済寺・延慶寺を合併し現在に至っています。

 

元々、鎌倉時代には歌人衣笠内大臣・藤原家良がこの地に山荘を営んでいたと伝えられています。

地蔵院の見どころ♪

竹林・苔・紅葉

地蔵院は、竹の寺として知られていますが、竹林の他にも苔の絨毯や、秋には紅葉などの自然を楽しめるスポットにもなっています。

また少し観光地から離れている事もあり、人が少なく、静かに空間を味わうことができる、京都では貴重な場所でもあります。

 

一休さん生誕の地

一休さんは、後小松天皇の皇子として、1394年1月1日に生まれ、幼名前は千菊丸。

そんな一休さんですが、生まれは少し複雑だったようで、、、

母親は懐妊を妬む人々の誹謗中傷にあい御所を去り、地蔵院近くの民家で一休さんを生んだとされています。

その後、地蔵院内で養育され、6歳で安国寺に移り、本格的な修行に入ったのだとか。

 

地蔵堂(延命安産地蔵菩薩)

本堂内には本尊の地蔵菩薩を中央に夢窓国師・宗鏡禅師・細川頼之公の各木像を安置しており、本堂の南には宗鏡禅師・細川頼之の墓があります。

 

枯山水庭園(十六羅漢の庭)

庭園は、京都市登録文化財-名勝に指定されています。

十六羅漢の庭とよばれ、宗鏡禅師の作、頼之公が生前愛したといわれる平庭式枯山水庭園で、十六羅漢の修行の姿を表わしており、点在する16の石一つ一つは羅漢を意味しているようです。

羅漢とは、智恵の力をもって悩みをなくし悟りに達すること、又は智恵を得、悟を開いて世人から供養を受けるに足る聖者をいう。

この羅漢に十六羅漢、五百羅漢の種類があり、地蔵院の羅漢は男山の八幡宮に願をかけているので、その方向・左手後に少しずつ傾いている。

美しい苔が広がっていました。

 

猪目窓茶室

ハート型の猪目窓。猪目(いのめ)は日本古来からある文様で、魔除けや福を招く意味が込められており、禅寺の屋根や神社の鈴などにも使われいます。

秋にはこの窓から紅葉を望む事が出来る様です♪

 

近くには、苔庭で有名な西芳寺もございます。

界隈にお越しの際は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか♪

 

 

アクセス

●竹の寺 地蔵院

www.takenotera-jizoin.jp

 
 
 

(スタッフ Y.S)

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