皆様こんにちは(^^)/
今年もあと2か月とちょっと、早いもので10月半ばにさしかかっていますが、いかがお過ごしでしょうか??
さて今回は、先日散策した京都・伏見にある『大岩神社・おおいわじんじゃ』を少しご紹介いたします♪
境内の様子からか、"異界" や "パワースポット" として紹介されることも多く、以前この神社の映像を見てから一度訪れていたいと思っていた場所だったのですが、京都に多々ある神社の中でもかなり異質な雰囲気を放っている場所でした。
場所は、京都府伏見区の深草。付近には住宅地もあり、北に上がれば “お稲荷さん” で親しまれる伏見稲荷大社がございます(^^)/
この大岩神社、江戸時代の山火事で古文書が焼失したため、創建についての詳細は不明との事でミステリアスですが、、、
山頂付近の大岩・小岩を御神体の男神・女神とする、古代の神祀りの名残のある神社とされています。
昭和初期には、結核の治癒に効験があるとして信仰を集めたこともあり、賑わっていたと記されていました。
また近年は、地元の方の尽力でトレイルコースや大岩山展望所が整備され、再度注目が集まっているようです。
この鳥居、大正から昭和にかけて京都で活躍した日本画家、"堂本印象" がデザインを行ったもので、堂本印象とそのお母様がこの神社の信者だったこともあり、お母様の病気が治癒したお礼にと寄進されたものだそうです。
地蔵菩薩や毘沙門天と思われるレリーフも印象的で、海外の遺跡を思わせるエスニックな雰囲気も醸し出しています♪
こちらが大岩神社の本殿。
平成26年に神主さんが退職、その後、後継者がいないことから神主不在となっている様ですが、昼間の本殿は太陽の光も当たり、明るい雰囲気でした♪
古文書が焼失して不明な部分も多いようですが、一部焼け残った資料によると、
"この山に男女二人の神様が暮らしておられたて、お互いがそれぞれ重い病気にかかった際に、互いの献身的な看病によって、奇跡的に病が治癒した" という言い伝えから、この土地の人たちは、「大岩」を男の神、「小岩」を女の神として祀ったという記録が残っているようです。
現在は管理者が不在という事もあり、台風の影響や老朽化で、徐々に倒壊が進んでいるものの、地元の方が有志で手入れされているとのこと。
独特な雰囲気で、非日常を味わえる大岩神社。
若干怖さはありますが、京都一周トレイルや深草トレイルのコースにもなっていますので、お近くにお越しの際は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか(^^)/
●大岩神社
住所: 〒612-0817 京都府京都市伏見区深草向ケ原町89−2
(スタッフ Y.S)
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