皆さまこんにちは!
いかがお過ごしでしょうか(^^)/
最近の京都市内はと言いますと、
連日気温がぐんぐん上昇しており、日中は夏が来たかのような暑い日が続いております。
蒸し暑い梅雨の時期も間近ですね...
さて今回は、京都市北部に位置し、源義経(牛若丸)が天狗と修行したと言われるなどパワースポットとしても名高い、『鞍馬寺』をサクッとご紹介いたします♪
鞍馬寺の歴史
鞍馬寺は、奈良時代末期の770年、律宗の開祖、鑑真和上の高弟(すぐれた弟子)の鑑禎(がんちょう)上人が、ある日見た夢のお告げに従い鞍馬山に登った際に、毘沙門天によって鬼女から助けられ、この地に毘沙門天の草庵を建てたことが始まりとされています。
その後、清少納言や紫式部など多くの文芸人が鞍馬寺をモチーフにした創作をしたり、武田信玄、豊臣秀吉、徳川家康などが、戦勝祈願に参っていたなど数々の物語りが残っています。
見どころ
仁王門(山門)
明治44年の再建された仁王門。両側には仁王尊像が立ち、運慶の嫡男、 湛慶作と伝承されています。境内への結界とも言われています。
由岐神社
九十九折参道と言われる参道を登っていくと現れる由岐神社。
京都三大奇祭の一つ「鞍馬の火祭」が行われる神社で、境内の狛犬が日本でただ一つ子供を抱いている姿をしており、古くから安産・子授の神様としても信仰があります。
九十九折参道
清少納言が『枕草子』で、「近うて遠きもの くらまのつづらおりといふ道」と記した坂道。
本堂までは、長い階段と坂道が続きます。
本殿金堂
本堂に祀られているご本尊は、千手観音菩薩・毘沙門天王・護法魔王尊が一体となっており、宇宙の真理そのものであるとされている。
ご本尊は秘仏で、60年に一度、丙寅の年に開扉されます。
本殿金堂前の金剛床は、宇宙のエネルギーである尊天の波動が果てしなく広がる星曼荼羅を模しており、内奥に宇宙の力を蔵する人間が宇宙そのものである尊天と一体化する修行の場となっております。
また本堂の脇には、狛犬ならぬ「阿吽の虎」が鎮座しています。
本尊毘沙門天のお使いである神獣であるとされています。
奥の院参道
霊宝殿(鞍馬山博物館)を抜けるとその先は、牛若丸が天狗に剣術を習ったという伝説の場所、僧正ガ谷を経て魔王殿に至る奥の院参道が始まります。
木の根道
牛若丸が兵法修行をしたと伝えられる「木の根道」。
木の根が地表面でアラベスク模様を描くのは、この辺り一帯の砂岩が、灼熱のマグマの貫入によって硬化したために根が地下に伸びることが出来なかったためであるとされています。
不動院
伝教大師、最澄が天台宗立教の悲願に燃え、一刀三礼を尽くし刻んだ不動明王が奉安されています。
義経堂
奥州で非業の死を遂げた義経の御魂は、懐かしい鞍馬山に戻り安らかに鎮まっていると伝えられ、遮那王尊として祀られています。
この辺りは「僧正ガ谷」と言い、牛若が天狗に兵法を習ったとされる場所です。
奥の院・魔王殿
鞍馬寺の最深部に位置する魔王殿。
護法魔王尊が太古の昔、宇宙から降り立ったと伝えられる場所で、神聖な雰囲気が辺りを覆います。
まとめとアクセス
神秘的で見どころも多い、鞍馬寺。
近隣には、万物の命の源である水の神を祀る貴船神社もございます。
京都市内から少し距離はありますが、近くまでお越しの際は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか(^^)/
(スタッフ Y.S)
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