おもてなし力向上委員会

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隠れたフォトジェニックスポット京都向日市『竹林の径』

皆さまこんにちは♪

いかがお過ごしでしょうか?

 

さて今回は、京都の穴場フォトジェニックスポットでハイキングにもおすすめ♪

京都府向日市にある『竹の径』をサクッとご紹介いたします(^^)/

 

 

 

京都の竹林と言えば、嵐山の『竹林の小径』が有名ですが、

今回ご紹介する向日市の竹林も規模が大きく、知る人ぞ知る隠れた名所となっています。

また、"竹の資料館" や "生態園" などが併設している『竹林公園』もあり、竹について深く学べるスポットにもなっています。

 

 

地図

 

 

竹の径について

この "竹の径" は、向日市の特産品である良質な "筍" を生産している向日丘陵にあります。

現在総延長は約1.8kmで、付近一帯の景観保全等の環境整備と、新たな観光資源を創造することを目的に、平成12年度から整備が始まったようです。

道の両脇には竹垣が整備されているのですが、竹の枝を約1.5メートルの高さで束ねて並べた「竹穂垣」を始め、「古墳垣」「寺戸垣」「物集女垣」「かぐや垣」「来迎寺垣」「深田垣」「海道垣」と計8種類によって構成されており、何とも風情のある景観になっています♪

また国土交通省「手づくり郷土賞」や日本ウオーキング協会「美しい日本の歩きたくなる道500選」に選ばれるなど、観光名所としても全国的に知られるようになってきています。

 

竹の知識が学べる洛西竹林公園

現在この竹林の西側には、洛西ニュータウンという町があるのですが、元々は広大な竹林が広がっていました。

開発に伴い、大きな面積の竹林が伐採されたことから、現在残る竹林については積極的な保存の声が高まり、ニュータウンの記念事業の一つとして、昭和56年6月にこの竹林公園が開園されました。

 

"竹の資料館"

竹林公園内にある竹の資料館には、京都ならではの技法で生産された珍しい"京銘竹" が陳列されていたり、竹の特徴や、使用方法、歴史的背景や、生態などが詳しく説明されていたりと、竹好きには堪らないであろう施設になっていました。

 

様々な技法で作られた色んな竹が陳列されています。

 

こちらは独特な模様が一際目立つ、図面竹と呼ばれる竹です。
正確には、中央5本のうち左から「図面竹」「図面平竹」「図面平竹」「図面角竹」「図面角竹」という並びになっています。
この模様は、薬剤を含ませた刷毛で表面に図面模様を付ける事で、独特な模様を作っているのだとか。
また「図面角竹」は、その名の通り四角いのですが、これはタケノコの太さに合わせた木枠をかぶせて四角に育てているとのこと。
古来から飾り柱や花器、家具などに用られているようです。

 

こちらは竹の成長の資料です。
竹の成長は速いと聞いていましたが、上田弘一郎博士の記録によると、マダケの一日24時間の伸長量、なんと121cm!!
そんな驚異的な記録も残っている様です。

 

こちらは、エジソン電球
エジソンは、電球のフィラメントをつくる研究で、6000種類におよぶ植物繊維を使って実験していたようですが、京都の八幡で育ったマダケのフィラメントはその中でも発光時間が随一で、電球の発明に大きな貢献をしたと伝えられています。

 

"百々橋・どどばし"

 

この橋は、京都市百々町と宝鏡院東町との境の寺之内通に架けられていたもので、応仁の乱の際に、細川勝元(東軍)と山名宗全(西軍)の両軍が、橋を隔てて数度にわたり合戦を行ったため、歴史の一コマに刻まれることとなった橋。
昭和38年に解体され、こちらの洛西竹林公園へ移築されたもので、当時の歴史を語る貴重な遺跡の一つになっています。

 

"園内の竹林"

園内には色んな品種の竹が植えられており、植生が観察できるようになっています。

 

結婚の前撮りなどにも使われており、公園内も雰囲気の良いスポットとなっていました。

その他毎年10月には、ろうそくのあたたかな光が灯る竹行灯が竹林を照らし、幻想的な世界へ誘うライトアップイベント「竹の径・かぐやの夕べ」が開催されています。

観光などで、界隈にお越しの際は、訪れてみてはいかがでしょうか(^^)/

 

 

(スタッフ Y.S)

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