おもてなし力向上委員会

日本のおもてなしの魅力を追求し発信するブログ

平安時代のメインストリート"朱雀大路"

皆さまこんにちは(^^)/

夏本番いかがお過ごしでしょうか!

最近京都は晴れが続き、非常にホットな日々となっております。

水分補給をこまめに、熱中症には気を付けていきましょう!!

大文字山から望む大阪方面。この日は天候の条件が良く大阪市内のビル群まで見る事ができました♪

 

今回は、現在から平安時代にタイムスリップ!

京都・平安時代のメインストリートだった「朱雀大路すざくおおじ」をご紹介いたします♪

 

この朱雀大路は、平安京の時代、平安宮(大内裏)の南面中央に位置する正門の "朱雀門" から、平安京の入り口となる "羅城門" まで、南北に約4キロメートルにわたって延びていた、メインストリートになります。

現在の場所で言いますと、東寺の西側からJR二条駅あたりになります。

 

幅はなんと...84メートルほどあったとも言い伝えられており、現在の京都市内最大幅の御池通りが約50mですから、かなり道幅が広かったと想像できます。

 

また、都の中心線とされ、これより東を左京、西を右京とされていました。

 

その後、平安京の衰退により徐々に荒廃・縮小していき、残念ながら昔の面影はあまり見受けられませんが、現在の地図で見るとJR嵯峨野線と"千本通り"辺りを通っていたとされています。

 

先日、この朱雀大路に思いを馳せながら、千本通りを散策してきましたので、現在の様子を少しご紹介。

 

 

東寺

東寺は朱雀大路より東側、左京の鎮護のために建てられた唯一残る平安京の遺構です。

創建後、度々戦火にかかったが、その都度再建された。

また五重塔は高さ約55mで、木造建築物としては日本一の高さを誇ります。

 

西寺(さいじ)跡。

平安京の入り口にあたる羅城門(らじょうもん)の西側に位置する西寺の跡。

東寺と羅城門を挟んで対をなしていました。

西寺は東寺に比べ早くから衰え、1233年に塔も消失、再建されることなく現在に至る。

現在公園なっていました。

こちらは幻の西寺の五重塔があった可能性があるとされる場所。

 

羅城門跡

平安京のメインストリート・朱雀大路の南端に位置する、大門があったとされる場所。

羅城門は都の表玄関にあたり、この門を境に京の内外を分けた。

816年に台風で倒壊。その後再建されたが、980年に暴風雨で再度倒壊後は再建されることなく現在に至る。

現在こちらも公園になっています。

 

北へ北上。

四条通り付近。現在道幅は狭く、高架は京福嵐山本線が通っています。

 

千本三条の交差点。ここからは道幅が広くなります。

 

JR二条駅付近。北へ200mで朱雀門


朱雀門

西の白虎、東の青龍、北の玄武、南の朱雀。

この朱雀門は、大内裏のちょうど南面にあり四神の霊獣名を冠した門で、正門だったようですが、現在はその面影はほとんどなく、石碑が残るのみでした。

こちらが、朱雀門があったとされる場所です。都の住民をはじめ、百官の官人や外国使節の往来が絶えることはなかった。

 

今回散策したルート

 

普段何気なく通っていた千本通りですが、歴史を辿れば、非常に興味をそそられる道でした。

現存する史跡はあまりございませんでしたが、平安時代の佇まいを想像して巡るのも面白いかもしれません。

京都にお越しの際は、散策してみてはいかがでしょうか(^^)/

 

 

 

(スタッフ Y.S)

***********************************************

このブログは京都で暖簾や座布団を製造販売する会社のスタッフによるブログです。

[京の座布団やさん 工夫庵 ___和の座布団の暖かさを京都からネット販売でお届けします___

一宮株式会社 〒615-8174 京都市西京区樫原中垣内7-1

TEL075-394-7011* FAX075-394-7022 

 

 

 

the-kyoto.hatenablog.com

the-kyoto.hatenablog.com