おもてなし力向上委員会

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建仁寺さんの書「まるさんかくしかく」

「まるさんかくしかく」は何を意味するのか

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極論。ここに意味を持とうとした時点で正解だと私は思います。

 

はい。納得いかないという人は、もう少しお付き合いください。

 

建仁寺さんには立派なお庭がありまして。

◯△□乃庭

と呼ばれる、◯△□を表現したお庭があります

(⬜︎の表示だけ小さくなってしまうのは許してください)

禅宗の思想で

「地が□」

「水が◯」

「火が△」

ちなみにもう一つ、庭では表現されていないですが

「風」を合わせた四大思想があります。

これは宇宙の根源的形態を意味し、

このお庭を見ることで、地と水と火を感じて(風は肌で感じることができるので)

この宇宙の神秘を感じましょうというお庭です。

 

宇宙との交信なんてしたことがないと思いますが。

この庭を見て宇宙を感じとることができたら、

地球にいて生かされている自分の存在に気がつくはずです。

そこに気がつくと。

自分が生きてること、それ自体が素晴らしいことに思えてくるのです。

生きてるだけで幸せなんだと。

ありのままの自分を愛せと。

そういう教えを与えてくれるのが「まるさんかくしかく」が意味するところ。

だと私はとらえました。

 

 

建仁寺に行ってみよう

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見所の多いお寺です。

雲龍図や風神雷神の屏風など。

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襖絵は角度によって、表情が違う雰囲気に見えたりします。

怒ってると思いきや、見方によっては微笑んでる気もします。

私は何度も足を運んでいますが、その度に違う発見があるお寺です。

最初に行ったのは修学旅行で京都にきた時。

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天龍図に圧巻し、感動しました。

 

今回は去年訪れた時の写真ですが。

風神雷神の写真は撮っていませんでしたので。

当社の暖簾のデザインから。

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めちゃくちゃ有名な絵ですよね✨

 

祇園からも徒歩圏内なので。

京都にいらした際には足を運んでみてください。

 

 京都で暖簾や座布団を手掛ける会社のスタッフが綴るブログです。

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